世界のガーデンファニチャー > ロイヤル・ボタニア(Royal Botania)
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は1992年、ベルギーの首都アントワープに設立されました。創設者のクリス・ヴァン・プイベルデ(Kris Van Puyvelde)とフランク・ボッシュマン(Frank Boschman)は大学の同級生。卒業後数十年の月日を経た後、「二人で何かビジネスを始めたい」と再会を果たしたことがロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の始まりでした。
当初、二人はインドネシア製屋外用家具の輸入ビジネスに着目しましたが、当時の東南アジアで製造の主流となっていたコロニアルスタイルの家具のクオリティの低さに唖然としたと言います。植民地時代の狭小住宅の中で、一台で何役もこなす多機能性を追求された家具は、二人が求めていた家具とは到底かけ離れたものだったのです。それらは実用的ではあるけれども、簡素でどこか味気の無いものに感じられるものでした。「これからは高品質かつデザイン性の高い家具が求められる時代」、そう確信していた二人は単なる家具輸入ビジネスから一転、ハイクオリティ家具の製造メーカーとしてのロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の設立に乗り出しました。
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)のコンセプトは、余暇を楽しめる家具。高品質な原材料にこだわった、ハイセンスなガーデンファニチャーやリゾートファニチャーの数々をリリースしていきました。とりわけ、ベルギー王室の庭園の雰囲気さながらのリッチテイストを取り入れたガーデンファニチャーが、当時のベルギーの人々に幅広く支持されたと言われています。創立以後、ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)家具がデザイン性やクオリティの高さにおいて国際的に評価されるまでに、そう時間はかかりませんでした。
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は、ガーデンファニチャーでの成功をきっかけに、照明やバスルーム家具といった屋内家具のコレクションを拡大させていきました。また、ステンレスやアルミニウム、合成繊維といった新素材を使った新しい家具の開発に乗り出す等、今日においても確実にそのフィールドを広げ続けています。特に、チーク材とステンレスといった異素材を組み合わせた洗練されたスタイルの家具は、ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の代名詞と言っても過言ではありません。
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は高品質の原材料にこだわるだけでなく、家具のデザイン、生産、販売、アフターサービスといった工程の一つ一つを大事にしています。実力派デザイナーによるこだわりのデザイン家具は、タイの自社工場において熟練した職人の手によって手作りされています。完成品は自社の大型倉庫に集められ、細心の注意を払って丁寧に検品された後に出荷されます。このような徹底したプロセスがあるからこそ、ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)ブランドのクオリティが保たれているのでしょう。
「満足なサービスこそが、良い製品の持ち味をさらに引き立てる」。
老舗家具ブランドの名に驕ることのないこの経営理念こそに、ロイヤル・ボタニアブランドの更なる発展が予感されます。
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)ブランドの特徴は、何と言っても木材のナチュラルさと新素材の無機質さとのコントラストにあると言えるでしょう。温かみを感じさせてくれる木材は庭園の緑と心地よくマッチし、リラックス効果を一層高めてくれるものです。こだわりの木材はインドネシア原産のチーク材、耐久性・耐水性に優れ加工のしやすさが魅力の最高級家具用木材と言われています。ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は、自然のぬくもりが心地良いナチュラルなイメージの中に、ステンレススチールやガラス、アルミニウムといったハードな素材をプラスすることで、ハイセンスかつ近代的な新しいガーデンファニチャーの概念を作り出している家具ブランドなのです。
こだわりの家具の一つ一つは、熟練した職人による手作り。直線を多用した静的なデザインから曲線を組み合わせた躍動感溢れる動的なデザインまで、シリーズごとに様々な作りのものがありますが、そこには大量生産では決して成し得ない職人の技を随所に感じることができます。
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は、季節ごとに新しいコレクションを発表しています。日々変化する人々のライフスタイルやニーズに応じて既存のコレクションに改良を加えていくことで、決まりきった形式にとらわれることなくデザイン性や機能性の向上を常に追求し続けているのです。また、ガーデンやビーチ、プールサイド、リゾートといった場面ごとに提案されるコレクションの数々は、人々の余暇の時間を一層満ち足りた気分にさせてくれることでしょう。女性的でしなやかな曲線ラインが美しいD-Luxやアルミチューブの直線とウッディーフレームのアーチ曲線の融合が斬新なアリュージョン(Alusion)が、近年のロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の魅力を顕著に表現しています。
今や世界的に評価の高い高級家具ブランドロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の屋外家具は、世界各国の有名ホテルやレストラン、リゾートで採用されています。フォーシーズンズホテル香港やアラブ首長国連邦の首都アブダビの高級ホテル
インターコンチネンタルホテルを始め、豪華客船クイーンエリザベス二世号やギリシャ・クレタ島の楽園ミノスビーチ、さらにモロッコ王宮やメキシコのベルギー大使館でロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)家具にお目にかかることができます。日本では、沖縄の一流リゾート喜瀬別邸が有名でしょうか。ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)は世界の一流リゾートにおいて、本物志向の各国セレブをリュクスな気分に誘う(いざなう)一流ブランドなのです。
「ナチュラル&モダンの調和の美しさ」を感じさせるロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)のガーデンファニチャーやリゾートファニチャー、そのラインナップの一部をご紹介していきます。
O-zon
Kris Van Puyvelde氏デザインのO-zonは真正面から見たリングのような丸いフォルムが美しいシリーズです。ステンレススチールのフレームに、木やガラスといった異素材をはめ込んだコントラストが美しいデザインです。
Solid
温かみのある木のぬくもりが直に感じられるSolidは、チーク材のみでシンプルに仕上げられています。直線的なデザインがどこか懐かしい、クラシカルな印象です
Sunday
比較的シンプルなデザインのチェアが多い中で、ひときわ繊細なデザインのコレクションといえばSundayでしょう。日本の籐編みを思わせる優雅なデザインは、座る人の心をほっと落ち着かせてくれるゆったりとした座り心地が魅力です。籐によく似たこの素材は、CoaXXSという最新の繊維素材。自然な表情を演出しながら、驚くべき強度と耐久性を誇ります。
D-Lux
無機質なアルミシートで描かれた女性らしい曲線美が新鮮なD-Luxは、Royal Botaniaが得意とするコントラストの美しさを見事に表現するシリーズです。
E-Z
バティーラインを採用しているラウンジャーとして、EZコレクションを挙げることができます。木に吊り下げられたハンモックを思わせる極めてシンプルなデザインですが、寝転んだときの心地良さは文句なし。曲線を帯びたフレームはロッキングチェアのように揺れる構造になっているので、ちょっとした遊具として子供に喜ばれること間違いなしです。
Mixt
メインフレームにチーク材、サブフレームにステンレススチールを使用したMIXTは、その名の通り異素材を融合させた新しいテイストのラウンジャーと言えるでしょう。シートには、耐久性に優れ、滑らかな肌触りが心地良いバティーラインを採用。まさにラグジュアリーなリラックスタイムが楽しめそうなラウンジャーです。
Alusion
アルミチューブの直線とウッディーフレームのアーチ曲線のコントラストが美しいAlusionは、リゾートシーンをスタイリッシュかつクールにきめるコレクションです。
Flexy
ステンレスの華奢なラインがスタイリッシュな印象のFLEXY、近代的な素材感と古典的なデザインとのコントラストが見事なコレクションです。ガーデンファニチャーやリゾートファニチャーの雰囲気を一層盛り上げてくれるパラソルは、同シリーズのテーブルやチェアとセットで揃えたいアイテムです。
- オリヴィエ・ル・ペンセク(Olivier Le Pensec)
ビーチリゾート向けデザインを得意とするKOKOONのデザイナーです。シンプルなチーク材を白い布地で飾ったシンプルなガーデンファニチャーは、どこかリュクスなアラビアンリゾートを髣髴とさせるロマンティックなデザインです。その柔らかな中心に身を委ねれば、自分だけの特別なリラックスタイムを満喫できることでしょう。
- ピエール・ステルマスキー(Pierre Stelmaszyk)
イギリス陶器販売会社Woodlodgeのデザイナーピエール・ステルマスキー(Pierre Stelmaszyk)がロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)のためにデザインしたのが、KennebunkとNew Englandという2つのコレクションです。Kennebunkは、シンプルで古典的なデザインと現代的な素材感との調和が特徴的です。無機質でクールな美しさ、そんな言葉がしっくりくるでしょうか。New Englandは、幅広な木材を組み合わせたPOPなデザインが特徴的なコレクションです。大人向けのロッキングチェアから子供向けのスタンダードなチェアまで、家族で過ごすリゾート向けのラインナップとなっています。
- エリック・ナイバーグ(Erik Nyberg) & グスターブ・ストローム(Gustav Strom)
WAVEコレクションのハンモックをデザインしたデザイナー二人組み。WAVEは数あるロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)製品の中でも特に注目を集めているコレクションのひとつで、2008年6月にドバイで開催されたショーやヨーロッパのデザインフェア「メゾン・エ・オブジェ・アウトドア・インドア」において非常に高い評価を得ました。ダイナミックで存在感のある丸いフォルムにその身を包まれれば、たちまち雑多な日常や些細な悩みなど忘れることができるでしょう。「何せず、ただその動きに身を委ねる」、それは波の上でゆったりとした水の揺らぎをただ感じることと同じこと。きっと、そんなイメージからWAVEという名がついたのだと思います。
- クリス・ヴァン・プイベルデ(Kris Van Puyvelde) & フランク・ボッシュマン(Frank Boschman)
ロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)の創設者である彼らは、会社のトップであると同時にロイヤル・ボタニア(RoyalBotania)のデザイナーでもあります。クリス・ヴァン・プイベルデ(Kris Van Puyvelde)氏デザインの代表的なものとしては、O-zonコレクションを挙げることができます。ステンレススチールと木やガラスといった異素材の組み合わせが絶妙にマッチし、近代的で洗練されたデザインを実現しています。O-zonコレクションのテーブルは、中央にレイジースーザン(回転盤)やパラソルを備えることができるようになっているのが特徴です。まさに、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えたこだわりのコレクションなのです。
リビング・モティーフ ビブリオファイル
〒106-0032
東京都港区六本木5-17-1 AXISビル B1F, 1F, 2F
- TEL:
03-3587-2784
- 営業時間・定休日:
11:00~19:00 【不定休】
- ホームページ:
- http://www.livingmotif.com/
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