世界のガーデンファニチャー > リー・インダストリーズ(Lee industries)
1969年設立のLee industries(リー・インダストリーズ)は、アメリカ生まれの屋内外家具ブランド。創業者は BILL COLEY氏とDOTTIE COLEY氏。もともとは自宅で使用するための家具を作り始めたことがきっかけで、その後ビジネスとして“Made in America”の家具製造へと本格的に乗り出すようになりました。当初は10名の職人を雇い、7500平方フィートの工場を開設。その後順調なシェア拡大に成功した同社は、1972年にはCHIC ROBINSON氏を取締役副社長に迎え、企業として製造管理・資金管理体制の強化にも尽力。以降、アメリカ国内においては高品質家庭用家具メーカーとして支持され、その優れた作品が高く評価され続けています。
Lee industries(リー・インダストリーズ)では、屋内家具コレクションが主力であるものの、近年ではガーデンファニチャーの分野においても多数の魅力あふれる家具を展開しています。主にチーク材をフレームに用いたナチュラルテイストのデザインやファブリックの柔らかな素材感が活かされたゆとりあるデザインのソファ等、そのテーマはひと口に“Made in America”と言えども実に多彩な表情が魅力的です。
Lee industries(リー・インダストリーズ)ならではのこだわりといえば、何と言っても“Made in America”ではないでしょうか。ガーデンファニチャーの分野では、大半のブランドが「デザインのみ本国、製造拠点は東南アジア」といった形式である中、アメリカ製家具へのあくなきこだわりをみせる同ブランドの姿勢は貴重な存在であると言えます。ノースカロライナ州にある4つの製造拠点では実に590名を超える熟練職人が日々、高品質家具の製造に携わっています。こうした“Made in America”へのこだわりの背景で、 Lee industries(リー・インダストリーズ)は輸送コストの削減に成功、さらには地元の雇用拡大に貢献しているのです。
また、Lee industries(リー・インダストリーズ)では、地域における様々な慈善事業への参加にも大変積極的です。March of Dimes(小児麻痺救済募金)やRELAY FOR LIFE(癌征圧支援運動)、RED CROSS(赤十字)の他、大学進学のための奨学金制度も確立。地域貢献の分野では単なる家具メーカーとしての域にとどまることなく、幅広い活動に尽力している企業のひとつであると言えます。
“Made in America”ならではの多彩な魅力を感じさせる、Lee industries(リー・インダストリーズ)のガーデンファニチャーコレクションをご紹介します。
TEAK OUTDOOR COCKTAIL TABLE
ナチュラルなチーク材の質感が美しい「TEAK OUTDOOR COCKTAIL TABLE」。どこか日本の“ちゃぶ台”をイメージさせる気取らないデザインが、どんな空間にもしっくりとマッチしてくれそうな雰囲気です。あらゆるシーンで気軽に使えるサイズ感が本アイテムの魅力です。
TEAK OUTDOOR COUNTER TABLE
「TEAK OUTDOOR COCKTAIL TABLE」のテーブル脚に高さを加え、若干スタイリッシュさがプラスされた「TEAK OUTDOOR COUNTER TABLE」。上質なチーク材ならではの杢目の風合いや美しい色調が魅力を感じさせるデザインです。
TEAK OUTDOOR CHAIR
チーク材のブラウンとホワイトの座面とのコントラストが秀逸な「TEAK OUTDOOR CHAIR」。何気ない空間に洗練された雰囲気を演出してくれる、気品漂うデザインに特徴があります。
WEST BAY OUTDOOR CHAIR
ゆったりと座面に身をゆだねる、ハンモック風デザインに特徴のある「WEST BAY OUTDOOR CHAIR」。華奢なステンレススチールフレームにファブリックが施されたシンプルなデザインですが、どこか近代的な美しさを感じさせる作品です。大人のリゾートシーンを彩る、スタイリッシュな雰囲気に定評のあるコレクションです。
LIDO OUTDOOR CHAIR
リビングソファを彷彿とさせるゆったりとしたデザインが印象的な「LIDO OUTDOOR CHAIR」。屋外においても屋内さながらに寛ぎの場を提供してくれそうな、ラグジュアリーデザインが特徴に。落ち着きあるブルーのカラーリングも魅力的ですね。
BELIZE OUTDOOR CHAIR
余計な装飾が一切排除された、シンプルな佇まいに特徴のある「BELIZE OUTDOOR CHAIR」。華奢なフレーム使いとボリュームのある座面デザインとのコントラストが、絶妙な美しさを感じさせます。ホワイトとブラックのモノクロのカラー展開が、モダンな印象です。
OLEANDER OUTDOOR APARTMENT SOFA
暑い夏にもゆったりと寛げそうな、屋根付きソファ「OLEANDER OUTDOOR APARTMENT SOFA」。座面や背もたれには厚みのあるクッションが施され、身体をゆだねるには最適な雰囲気です。デザインとしては極めてシンプルですが、ホワイトとブラウンの色調がモダンな屋外空間を演出してくれることでしょう。
NANDINA OUTDOOR SLIPCOVERED SECTIONAL SERIES
リビングソファのようなラグジュアリーデザインが魅力の「NANDINA OUTDOOR SLIPCOVERED SECTIONAL SERIES」。“簡素”“質素”といったガーデンファニチャーの従来の概念を心地よく覆す、優雅な佇まいが魅力です。時間を忘れ、ゆったりと時を楽しむ際には最適なパートナーとなってくれることでしょう。
BEACHCOMBER OUTDOOR CHAIR
ナチュラルなウッディフレームに透け感のあるファブリックが施され、シンプルながらもハイセンスな雰囲気漂う「BEACHCOMBER OUTDOOR CHAIR」。ちょっとした空間をおしゃれに彩るモダンデザインが魅力です。ブルー、スカイブルー、ホワイト、ライムの爽やかなカラー展開も、屋外を楽しむ暑い季節にはぴったりですね。
Lee industries(リー・インダストリーズ)が展開するガーデンファニチャーコレクションは、どれもいたってシンプルなデザインに特徴があります。余計な装飾が施されていないからこそ、用いられる素材の質感やシンプルモダン特有のテイストを楽しめる仕様になっているのです。落ち着きを感じさせるカラー展開のアイテムが多いのも、本ブランドならではです。近年、ガーデンファニチャーというと個性的なデザインの家具や多彩なカラーリングのものがずいぶん増えていますが、そういった流れとは逆にあくまで正統派な美を追求するブランドコンセプトに定評があるのではないでしょうか。
また、Lee industries(リー・インダストリーズ)のガーデンファニチャーコレクションとしては、その大半をソファ風のチェアが占めている点も注目すべきポイント。屋外家具といえば従来、“簡易的”“質素”といったイメージがつきものでしたが、本ブランドではそんな印象を覆すような、インテリア家具さながらのゆったりとしたデザインを数多くラインナップしています。その背景には、このブランドがインテリア家具メーカーとして設立したという前身が影響しているのでしょうか。デザインとしては屋内外用にあまり変わりがないというのも、Lee industries(リー・インダストリーズ)流なのだと思います。