世界のガーデンファニチャー > ハーバーアウトドア(HARBOUR OUTDOOR)
ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)は、ハリソン・コンドス(Harrison Condos)とニコラス・コンドス(Nicholas Condos)によって2007年に設立されたオーストラリアのアウトドアファニチャーブランドです。
創立年度だけご紹介すると、まだまだ歴史の浅いブランドのように思われてしまうかもしれません。しかしながら、ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)は1976年創立のオーストラリアの老舗家具ブランド テクノファニチャー(Tecno Furniture)の別ラインとなるブランド。鉄やステンレススチール、アルミニウムのメタリックな素材感にオーストラリアの伝統や流行のテイストを加えることで高品質かつデザイン性の高い家具を製造する、オーストラリア国内において確かな歴史を誇るテクノファニチャー(Tecno Furniture)のアウトドアラインなのです。
オーストラリア最大の港町シドニーに拠点を置き、アイテムのひとつひとつに活気溢れる国際都市の雰囲気を取り込んだ明るくユニークなデザインが特徴的なハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャー。青い海や白い雲といった港町ならではの風景にしっくりと馴染む、爽やかなマリンテイストが心地良いデザインです。
ブランドコンセプトは“A Step Outside”。品質や独創性、機能性、柔軟性を追求することで、オーストラリア国内のみならず、世界各国のアウトドアシーンにおいて最適な家具作りを目指しています。フレームにはテクノファニチャー(Tecno Furniture)の家具の特徴であった鉄やステンレススチール、アルミニウムを使用。コレクションごとに温かみのあるチーク材やホワイトをベースにした明るいカラーリングを施すことで、爽やかさや明るさ、リラックス感といった万国に共通するガーデン・リゾートの雰囲気を演出します。ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)は今や、テクノファニチャー(Tecno Furniture)が培ってきた家具作りの歴史に新しいテイストを加えることで、世界のアウトドアシーンを彩る優れたアウトドアファニチャーブランドと称されるまでに至ったということができます。
アウトドアライフをゆったりと楽しむオーストラリア文化の中で、ブランド創立以来確実に支持され続けているハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャーの数々。アウトドアユースに最適な素材にハイセンスなデザインを加えることで、使いやすくおしゃれなアウトドアファニチャーを多数リリースしています。
新旧のデザインの融合が新たな魅力を生み出した。
ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)を語る上では、そんな表現がしっくりくるのではないでしょうか?
港町の穏やかな雰囲気と国際都市シドニーのモダンな雰囲気を兼ね備えるハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャー。鉄やステンレススチール、アルミニウムといった耐久性に優れた素材をベースに、あらゆる環境下において劣化しにくい高品質な家具を作り出しています。チェアーやラウンジャーにはバティラインやサンブレラファブリックといった、こだわりのファブリックを採用。優れた耐久性はもちろんのこと、肌触りの良さや手入れのしやすさといった魅力を備えました。アイテムのひとつひとつは、品質の良さに加え機能性、独創性、ディテールへのこだわりといったデザインの美しさをも兼ね備えています。ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)は、アウトドアファニチャーの世界において従来両立が難しいとされてきた、「見た目の美しさ」と「実用性」を両立することに見事成功した家具ブランドであるといえるでしょう。
シンプルなデザインの中に洗練された雰囲気を感じさせるハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャーの数々。無機質で冷たい印象になりがちな鉄やステンレススチールの質感に、ホワイトのカラーリングを施すことでほどよく柔らかな感じを演出したり、部分的にチーク材をあしらうことで木の温もりをプラスしたりと、随所に工夫が感じられます。こうしたブランド独自のこだわりを加えることで、一見アウトドアファニチャーの雰囲気に相応しくないように思われる素材をも、リゾートならではの明るい雰囲気に見事にマッチするデザインに仕上げているのです。
あまりごちゃごちゃと飾らない、都会的でモダンな雰囲気が魅力のハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)。基本的には、シルバーフレームの質感が活かされたデザインが特徴といえるでしょう。しかしながら、中にはラタン家具の織込模様を思わせるものや、マリンの雰囲気漂うストライプデザインが印象的なもの等、デザイン性に特にこだわりのあるコレクションを見つけることができます。
また、ホワイトやライトブラウンといった明るい色調とは対照的に、シックなブラックを基調としたラグジュアリー感漂うコレクションにも注目したいところです。コレクションごとにあらゆるテイストを感じさせてくれるハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャーは、今日、オーストラリアをはじめアジアやアメリカ、ヨーロッパといった世界中のガーデンやリゾートで受け入れられています。
ひとつの枠にとらわれることなく、あえて新しい魅力を追求する。
そうすることで、世界に受け入れられる家具作りを実現していく。
この姿勢こそに、ブランドコンセプトである“A Step Outside”への強い意志が感じられます。
潮風かおる雰囲気が心地よいハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャー、厳選されたラインナップの数々をご紹介します。
ガーデンコート(GARDEN COURT)
温かなチーク材の素材感を活かしたのがガーデンコート(GARDEN COURT)。ライトブラウンのチーク材が森林の緑にナチュラルにマッチするガーデンファニチャーです。フレームにはステンレススチールを採用、劣化が危惧される脚部分をしっかりと守ります。
ピアノ(PIANO)コレクション
海のブルーに美しく映える爽やかなホワイトが印象的なピアノ(PIANO)コレクション。クールな雰囲気になりがちなアルミニウムの質感を、明るいカラーリングで見事にリゾート仕様に仕上げています。直線的でシンプルなデザインながらも、モダンな魅力を感じさせてくれます。
コースト(COAST)
ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のコレクションの中では珍しい、ブラックを基調としたコレクションがコースト(COAST)です。ラタン家具を思わせる美しい織込模様がラグジュアリー感を一層引き立たせます。フレームの一部にチーク材を施すことで、同コレクションのチーク材使用のテーブルとの調和を図っています。
SOHOコレクション
ステンレススチールのクールな質感が活かされたSOHOコレクションは、余計な装飾を一切排除したシンプルなデザイン。華奢なフレームにバティラインのみを施し、素材本来の魅力を感じさせてくれるチェアーです。シャープなシルエットで都会的な印象に。
ガーデンコート(GARDEN COURT)
ステンレススチールの無機質な質感と、チーク材の温かみのミスマッチが新鮮なガーデンコート(GARDEN COURT)。よくある街中の公園のベンチを一層モダンに、ハイセンスに仕上げたアイテムです。ナチュラルなのに確固たる美しさを兼ね備える、そんな不思議な魅力を感じさせてくれることでしょう。
ピアノ(PIANO)コレクション
爽やかなホワイトを基調としたピアノ(PIANO)コレクションのベンチは、アウトドアのひと時を明るい気持ちにさせてくれそうなアイテムです。同コレクションのテーブルとマッチしたデザインなので、セットで揃えることによってダイニングチェアーとしても活躍します。
ROMAコレクション
ヨーロピアン調のクラシカルなデザインの美しさが印象的なのは、ROMAコレクション。滑らかな曲線が施された優雅なシルエットのフレームには、黄銅のフラワーモチーフのアクセントをさりげなくプラス。ストライプデザインのシートで、爽やかなマリンの雰囲気を演出します。穏やかな海辺のひと時に、安らぎを与えてくれそうなビーチチェアです。
ブリーズ(BREEZE)
ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)らしいシンプルなデザインが心地良いブリーズ(BREEZE)は、どんな空間にも自然に馴染んでくれるナチュラルさが魅力。ステンレススチールにバティラインのシートを施した、ベーシックなデザインのビーチチェアです。
ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャーは、そのほとんどがジム・コンドス(Jim Condos)とニコラス・コンドス(Nicholas Condos)によってデザインされています。実の親子である彼らは、ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)の前身であるテクノファニチャー(Tecno Furniture)でもたくさんのアイテムのデザインを手がけ、高い評価を得ていました。
- ニコラス・コンドス(Nicholas Condos)
シックなブラックのカラーリングがラグジュアリーな雰囲気を漂わせるCOASTのデザイナーは、ジム・コンドス(Jim Condos)の息子であるニコラス・コンドス(Nicholas Condos)です。チェアーのシート部分にあしらわれたラタン家具風の織込模様や、ブラックフレームに高級木材チーク材のテーブルを施したモダンかつ優雅なデザイン。比較的シンプルなデザインが多いハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のアウトドアファニチャーの中でも、COASTは特にディテールのデザイン性を追求したコレクションであるといえるでしょう。しかしながら、基本となるデザイン自体は決して華美なものではありません。父ジム・コンドスが手がけるデザインにほんのちょっとのアレンジを加えた、ニコラス・コンドスのデザインを語る上ではそんな表現が最もしっくりくるのではないでしょうか。
- ジム・コンドス(Jim Condos)
鉄やステンレススチール、アルミニウムといった素材感の魅力を最大限に引き出したデザインを得意とするジム・コンドス。彼によってデザインされたのはBREEZE、SOHO、GARDEN COURTの3つのコレクション。いずれもメタリックフレームの華奢なラインをベースとし、無駄な装飾を排除することで素材そのものの雰囲気を魅せるといった点を特徴として挙げることができます。しかしながら、各コレクションごとに様々な魅力を感じることもできます。無機質な素材感と温かみのあるチーク材とのコントラストを楽しむGARDEN COURTや、透明感のあるガラスのテーブルが港町の爽やかな雰囲気を感じさせるBREEZEなど。基本的な特徴を同じくしているのにも関わらず、これほどまでに幅を持たせたデザインを実現できるというのは、確かな実力を誇るジム・コンドスならではの職人技なのではないでしょうか。
ちなみに、ハーバーアウトドア(Harbour Outdoor)のコレクションには、ジム・コンドス(Jim Condos)とニコラス・コンドス(Nicholas Condos)の2人によるものもあります。それが、ピアノ(PIANO)コレクションです。ピアノ(PIANO)は、アルミニウムにホワイトのカラーリングを施し海辺の爽やかな風景を表現したデザインが特徴的なコレクション。自然と明るい気分にさせてくれるガーデンファニチャー、このピアノ(PIANO)のデザインからそんな印象を受けました。シンプルだけれどもこれほどまでに味わい深いデザインに仕上げられているのは、コンドス親子だからこそ成せる技なのだと感じます。
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