世界のガーデンファニチャー > フィッシャーメーベル(fischer mobel)
フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)は1984年、ドイツ・シュトゥットガルトにほど近いシュリーアバッハ地区にて創立したアウトドアファニチャーブランドです。前身は同地区にて代々続く製材所でしたが、家具ブランドとしてのフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)を立ち上げて以来今日まで、変わらずアウトドアファニチャーに特化した家具作りを続けています。ブランド創立当初、製材所で扱っていた天然チーク材の重厚で耐久性に優れているという特徴が、アウトドアファニチャーに特に適していたのです。
ドイツを代表する家具ブランド・フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)は、「常に素材への愛情を忘れずに家具作りに取り組む」というモノ作りへの姿勢を創立当初からずっと大事にしています。もともと製材所として素材を作り出す立場だったのですから、この姿勢こそがアイデンティティともいえるのではないでしょうか。こだわりの天然素材を確かな技術で家具へと造形する、フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアウトドアファニチャーはこの「素材へのこだわり」と「確かな技術」によって成功へと導かれたといっても過言ではないでしょう。
フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のブランドコンセプトは、「革新と品質、機能性」。そこには、決して単調ではなく常に新しいデザインを追求すること、機械的に大量生産するのではなく品質にしっかりとこだわりをもつこと、そしてハイセンスでありつつも機能性をも実現すること、といったフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のモノ作りへの信念があります。確かに、フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアイテムの数々をみると、素材本来の雰囲気を活かした比較的ベーシックなデザインのものが目立ちますが、そこには前述のブランドコンセプトを思わせるこだわりが感じられます。素朴なんだけれどもハイセンスで上品な雰囲気のデザイン、しっかりとした作り、極めてシンプルなんだけれども機能性は十分。決して華々しい雰囲気ではないけれど、人々がアウトドアファニチャーに求める要素をしっかりとおさえているといった印象を受けます。
前身が製材所ということもあり、フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアウトドアファニチャーには、チーク材をメインに用いたアイテムが目立ちます。北欧の雰囲気を感じさせるゆったりとしたデザインは、ガーデンやビーチでのリラックスのひと時に最適です。どんな空間においてもしっくりと馴染んでくれる、ベーシックなデザインが心地良いフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)アウトドアファニチャー。まだまだアウトドアファニチャーの文化が浸透していない日本においても、比較的受け入れられやすいデザインなのではないでしょうか?
素材そのものの持ち味を活かしたシンプルなフォルムが特徴的なフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)。全体的に直線的なイメージのアイテムが多いですが、ディテールに曲線を織り交ぜることで、柔和で優しいデザインに仕上げています。決して華々しいデザインではありませんが、しっとりとした落ち着きを感じさせる心地良い雰囲気が漂います。「家具を形作る素材への愛を忘れない」という信念のもと、素材本来の魅力を十分に発揮させるデザインを得意としています。また、歴史ある製材所ならではの確かな技術によって、しっかりとした丈夫な家具に仕上げられているのです。
フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアウトドアファニチャーは、クラシックコレクションとデザイナーズコレクションの2つのコレクションに分けることができます。
クラシックコレクションはメインにチーク材を用い、木のぬくもりを感じさせてくれるデザインが特徴的です。天然木材のナチュラルな雰囲気が、ガーデンファニチャーに最適であるといえます。ライトブラウンの明るい色彩が、休日の午後のリラックスのひと時を一層心地良いものにしてくれそうなイメージです。
一方、デザイナーズコレクションの特徴といえば、実力派デザイナーによって手がけられた個性溢れるコレクションの数々。チーク材にこだわらず、コレクションごとにステンレススチールや石材、人工ラタンといった異なる素材をメインに用い、それぞれの素材の魅力を感じさせる家具に仕上げられています。デザインとしてはクラシックコレクション同様シンプルなものが多く、「シャープな印象、かつスタイリッシュで都会的」という表現が相応しいといえるでしょう。デザイナーズコレクションの中には、モダンな雰囲気の中に和のエッセンスを取り入れたキョウト(Kyoto)と呼ばれるコレクションもあります。
アウトドアファニチャーに特化したフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアイテムには、耐久性や耐候性に優れているという特徴があります。こだわりの高品質素材はアウトドアファニチャーにおいて課題となっている紫外線や雨風による変形・変色・腐食に強く、あらゆる天候や環境においても安心して使用することができるのです。
ベーシックながらもハイセンスなデザインに、確かな機能性を兼ね備えたフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアウトドアファニチャーの数々。そのデザインと品質の素晴らしさはドイツ国内を初め世界各国で評価され、ブランド創立以来多数の賞を受賞してきました。日本ではまだお目にかかることができないブランドですが、フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のシンプルでナチュラルな雰囲気は、きっと日本の私達にも受け入れられることと思います。
素材本来の魅力を感じさせてくれるフィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のアウトドアファニチャーの数々。充実のラインナップの一部をご紹介しましょう。
モデナ(MODENA)
ステンレススチールのフレーム使いがシャープ印象のモデナ(MODENA)コレクション。ステンレススチールの直線的でメタリックな質感がクールです。テーブル面はチーク材やセラミック、石材等、お気に入りの素材のものを選ぶことができます。エクステンション機能付なので、用途に応じてテーブルサイズを変えられるのも嬉しいですね。
オリエンタル(Oriental)
天然チーク材の素材感を存分に味わえるのは、チーククラシックコレクションのオリエンタル(Oriental)。チーク材のみで仕上げられたテーブルには、ナチュラルな雰囲気の中にも高級感や気品が漂います。庭先でちょっと優雅な時間を過ごしたい、そんな気分を盛り上げてくれるデザインです。
アドリア(ADRIA)
どんな空間にも心地良くなじむシンプルなフォルムが魅力のアドリア(ADRIA)コレクション。ステンレススチールをフレームに用いたベーシックなデザインのチェアーですが、背もたれと座面にチーク材や人工ラタン、ファブリックといったお好みの素材をセレクトすることができます。軽量である点や積み重ねて持ち運びしやすい点など、実用性に優れたチェアーであるといえます。
セントロ(CENTRO)
ステンレススチールとチーク材の異素材のコントラストが魅力的なのが、セントロ(CENTRO)コレクションです。屋外用のチェアーで特に痛みやすい脚部分をステンレススチールで仕上げることによって、耐久性を一層強化しています。木の温かみを感じさせながらも、どこかクールな表情が印象的です。
ユニバース(Univers)
まるでおもちゃのブロックのような可愛らしさが魅力のユニバース(Univers)コレクション。両サイドを斜めにカットした印象的なフォルムのチェアー、それらを組み合わせることでベンチとして機能します。直線的なライン使いが、空間をスタイリッシュで洗練されたイメージに仕上げてくれます。
シアム(Siam)
チーク材の華奢なライン使いがアンティークな雰囲気をかもし出す、チーククラシックコレクションのシアム(Siam)。このようなクラシカルなデザインは、現代においてはかえって新鮮に映るものです。ベーシックな中にもディテールへのこだわりが光るデザインに、ヨーロピアン調の優美な雰囲気が漂います。
キョウト(Kyoto)
シンプルな箱の表面に傾斜を加えたデザインが斬新なのが、キョウト(Kyoto)コレクションのサンベッド。無駄な装飾を一切除いた、潔いデザインが印象的です。ただそこにあるだけで、確かな存在感を感じさせてくれることでしょう。
フローレス(Flores)
チーク材を贅沢に使用したリッチなビーチチェアの脚部分に小さな車輪を施して、まるで木製のおもちゃのようなPOPな雰囲気に仕上げられたフローレス(Flores)のラウンジャー。このフローレス(Flores)も、チーククラシックコレクションのひとつです。直線的な木材をシンプルに組み立てた、素朴なフォルムが特徴的です。
パラソル(Parasol)
フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のパラソルには、主軸がステンレススチール製のものと木製のものがあります。軸の素材感によって空間の雰囲気がだいぶ変わるので、ガーデンやビーチ、プールサイドといった場面に応じて相応しいものをチョイスできるのが嬉しいですね。また、パラソル部分のデザインが無地・ストライプ・チェック・花柄と大変充実しているのも特徴です。カラーバリエーションにも優れていますから、ご自身のイメージに合わせた空間作りが可能です。
- ウォルフガング C.R. メッツァー(Wolfgang C.R. Mezger)
ウォルフガング C.R. メッツァー(Wolfgang C.R. Mezger)は、エアー(Air)、ヘリクス(Helix)、アドリア(Adria)の各コレクションを手がけたデザイナーです。ステンレススチールの無機質なフレームに、チーク材や人工ラタン、石材やファブリックといった素材を組み合わせたデザインが特徴であるといえます。彼によってデザインされたコレクションは、フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のデザイナーズコレクションのラインナップの中においてもとりわけベーシックな部類に属しますが、そのシンプルさがかえって安心感や心地良さを感じさせてくれているように思います。ガーデンやラウンジ、ビーチやプールサイド、どんな空間においてもしっくり馴染んでくれるデザインこそが、ウォルフガング C.R. メッツァー(Wolfgang C.R. Mezger)デザインの魅力であるといえます。
- ウルフ-ウド ワグナー(Wolf-Udo Wagner)
フィッシャーメーベル(Fischer Mobel)のデザイナーズコレクションの中でも、とりわけモダンな雰囲気が印象的なユニバース(Univers)とキョウト(Kyoto)を手がけたのがウルフ-ウド ワグナー(Wolf-Udo Wagner)です。余計な装飾を一切排除し、こだわりのあるフォルムの美しさを最大限に活かしたデザインが特徴であるといえます。特に、ユニバース(Univers)では、チェアーやテーブルの端を斜めにカットしたデザインが印象的です。また、キョウト(Kyoto)のアイテムにおいても、特徴ある直線的なカットによって見事なフォルムが造形されています。これら大胆なカットの技法によって、ハイセンスなデザインの家具が作り出されているのです。彼によってデザインされたアイテムは、空間をより洗練された雰囲気に演出してくれます。
- カール-レオ ハイトリンガー(Karl-Leo Heitlinger)
カール-レオ ハイトリンガー(Karl-Leo Heitlinger)は、天然チーク材の素朴な質感を魅力的に表現したクラシックコレクションのラピアッツァ(LA PIAZZA)とセントロ(CENTRO)のデザイナーです。これらのコレクションの特徴と言えば、クラシカルとモダンの融合であるといえるでしょう。チーク材ならではの温かみを感じさせつつも、フレームに用いられたステンレススチールの質感によってクールな一面をも垣間見せる。相反する魅力を兼ね備えるデザインだからこそ、あらゆるシーンに適応できるアウトドアファニチャーとして完成するのではないでしょうか。また、チェアーやテーブルなどの痛みやすい脚部分にステンレススチールを用いることによって、耐久性をさらに高めているともいえます。ガーデンや海辺のテラスでの優雅なひと時を、一層盛り上げてくれる心地良いデザインです。
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