世界のガーデンファニチャー > コールマン(Coleman)
アウトドア用品の老舗メーカーとして、日本においても大変有名なColeman(コールマン)。そのブランドの始まりは古く、100年以上も前にさかのぼります。
ブランド創設者の名はウィリアム・コフィン・コールマン。法律を学ぶ傍ら、学費捻出のためタイプライターのセールスマンとして働いていた彼は、セールスの旅先でアービー・ギリィランド社のエフィシェント・ランプの魅力と出会います。弱視だったコールマンの手元を明るく照らし、小さな文字を読むことを可能にしたランプの魅力的な光は、彼に大変な衝撃を与えたといいます。当時、すでにトーマス・エジソンは白熱電球を発明していましたが、まだまだ一般家庭にまで電灯の普及は進んでいませんでした。そんな状況下において、コールマンはいち早くランプの将来性を見抜きハイドロカーボン・ライト・カンパニーを起業、ランプのレンタル業を開始しました。
コールマンの試みは見事成功し、アメリカ国内において確実に事業を拡大させていきました。貸しランプ業を主力としながらも同時にランプの改良を重ね、1903年にコールマン・アーク・ランプの開発を成功させました。これが、現在のColeman(コールマン)ブランドの前身です。このランプの開発をきっかけに、事業拡大と共にメンテナンスコストが上昇し続けるレンタル業からランプ製造元へと転身し、持ち運び可能なガソリンタンク付きテーブルランプや、農畜産業において広く支持された全天候型屋外用ランタン「アーク・ランタン」等、数多くの画期的なランプの生み出していきました。
その後、白熱電灯の普及と共にガソリンランタンの市場は急速に縮小していくものの、コールマンは室内暖房器具や床下暖房システムの開発を進め、1930年代後半にはこの分野で新たな地位を獲得します。また、第二次世界大戦下ではGIポケットストーブを開発、「(武器を別にすれば)ジープとGIポケットストーブこそが、第二次世界大戦で生まれた最も重要な発明品」として高く評価されました。
順調に業績を伸ばしていったColeman(コールマン)ですが、第二次世界大戦後に新たな局面を迎えることとなりました。終戦によってこれまで売上全体の20%もの需要を占めていた軍との契約が終了、さらにはオイルショックの影響を受けて石油式暖房器具の需要が激減し、これまでの売上が一気に激減するという事態が起こったのです。しかしながら、この危機こそが、後のColeman(コールマン)ブランドの方向性を決定する転機ともなりました。会社が新たな方向を模索している最中、大のアウトドア好きとして知られる創業者ウィリアム・コフィン・コールマンの長男、シェルダン・コールマンの指揮によりアウトドア製品部門を発足、Coleman(コールマン)はキャンピング用品全般へと事業を拡大することとなったのです。
以降、テントやスリーピングバッグ、カヌーやアウトドアファニチャー等、様々なキャンピング用品を幅広くリリースし、総合アウトドアメーカーとしての世界的な地位を確立することに成功しました。1976年には日本支社を開設、Coleman(コールマン)は日本にいち早く本格的なアウトドア用品をもたらしましたブランドとして大変有名です。
日本においても多くのファンを有するColeman(コールマン)。“自然との共存”をテーマに、ブランド創設以来100年以上に渡ってアウトドアの魅力を発信し続ける、アメリカの老舗アウトドアブランドとして有名です。また、環境に配慮した企業活動や製品作り、さらには未来を担う子供のためのアウトドアイベントの企画等も積極的に行う等、環境保全を意識した様々な取り組みも世界的に高く評価されています。
Coleman(コールマン)ブランドの魅力は、多彩な商品展開と確かな機能性にあると言えるでしょう。本格的な味わいが楽しめるバーベキューグリルや大容量のクーラーバッグ、多様なフォルムのテントやシェード等、アウトドアの本場アメリカならではの充実した商品展開は、世界各国のアウトドアファンを魅了し続けています。また、それぞれのアイテムには屋外使用に適した高品質かつ軽量な素材が使用されており、スタイリッシュなデザインの中にも確かな機能性を誇るという点も、Coleman(コールマン)ブランドの信頼の証であると言えるのではないでしょうか。
Coleman(コールマン)は、テーブルやチェア、パラソル等のガーデンファニチャーを数多く手がけています。テントやシェード等の大型製品は、グリーンを基調とした落ち着いた雰囲気のアイテムが多いのですが、ガーデンファニチャーのラインナップは対照的に、ダークトーンからライトトーンまで豊富なカラーが展開されています。また、いずれも折り畳みが可能で軽量、さらにはデザイン性にも優れており、高い人気を誇ります。Coleman(コールマン)のガーデンファニチャーといえば、主にキャンプ用品として用いられるアイテムとして有名なのですが、庭先のちょっとしたスペースに配置して、彩り豊かな空間を楽しむのにも大変適した商品展開となっています。
Coleman(コールマン)のガーデンファニチャーコレクションとしては、ベーシックなファニチャーシリーズの他、明るい色合いと気軽に使えるラインナップが魅力の「ライトレジャー」、通常のテーブルやチェアを低くデザインすることでラグジュアリーなラウンジスタイルを実現する「マスターシリーズ」が展開されています。使い手の好みや目的に応じて様々なColeman(コールマン)スタイルを楽しむことが出来るというのも、このブランドの良さであると言えます。
Coleman(コールマン)の魅力的なガーデンファニチャーは、アウトドアのひと時をより一層盛り上げてくれることでしょう。
シンプルを基調とした確かな機能美で、快適なアウトドアシーンを演出してくれるColeman(コールマン)のガーデンファニチャー。その充実のラインナップをご紹介します。
コンパクトピクニックベンチセット
ゆったりとした空間を演出してくれる、コンパクトピクニックテーブルセット。シンプルながらもモダンな雰囲気のデザインが印象的です。テーブルとベンチのセットではありますが、ローテーブルとして使用する際には、テーブルとベンチを同じ高さに設定し、大きなテーブルとして活用することが出来ます。収納ケース付きで、持ち運びに便利なサイズ感が人気です。
ウッドロール 2ステージテーブル
天然スギのナチュラルな風合いと、無機質なアルミニウムフレームのコントラストが絶妙なウッドロールテーブル。テーブルトップにはColeman(コールマン)ロゴの刻印がされており、さりげなくおしゃれな雰囲気が演出されています。テーブルの高さを40cmと70cmの2段階に調節でき、目的に応じた使い方が可能となっています。
コンフォートマスター ラウンジロールテーブル
コンフォートマスターのラウンジテーブルは、ブラウンを基調とした落ち着きのあるお色と安定感のある高さが魅力です。テーブル脚にはX脚フレームが採用されており、足元を広く使えるのもポイントに。ロール天板と折りたたみフレームの組み合わせで、コンパクトに収納することが出来ます。
スリムキャプテンチェア
スリムキャプテンチェアは、Coleman(コールマン)ブランドの代表的アイテムであると言えるでしょう。シンプルなデザインではありますが、座った時に沈み込みすぎず、快適な座り心地を実現します。背もたれ裏側には、雑誌や上着などを収納できる大型ポケット付き。フレームには軽量アルミニウムを採用し、持ち運びにも大変便利です。
コンフォートマスター ラウンジキャンバスチェア
コットンキャンバス素材ならではの肌触りの良さと座った時の快適性が魅力的な、コンフォートマスターのラウンジキャンバスチェア。足を楽に開放できる37cmの座面高と、アームレストに施された絶妙な傾斜が、心地良さを感じさせます。コットンキャンバスは火の粉に強いため、焚き火を囲むシチュエーションにもオススメ。落ち着きのあるナチュラルブラウンの色合いが、大人のアウトドアを演出します。
メッシュチェア
濡れても安心なメッシュ素材を採用し、水辺のアウトドアにも重宝しそうなライトレジャーコレクションのメッシュチェア。通気性に優れたさらっとした座り心地で、長時間座り続けていても快適です。アームレストにはドリンクホルダー付きで、実用性にも優れています。座面高は36cmと、寛ぎのシーンにオススメです。
パラソルUV-PRO
ポップで明るいデザインがキュートな、パラソルUV-PRO。単独での使用の他、ピクニックテーブルへの取り付けも可能です。陽射の方向に応じてポールの上部を曲げ、傘を調節することが出来るため、機能性も抜群です。ブルーとライムグリーンの2色展開です。
- Coleman(コールマン)のデザイン
“Coleman(コールマン)”というブランド名から連想されるイメージといえば、深いグリーンと明るいベージュの美しいコントラストではないでしょうか。テントやチェア等、ブランドの様々なアイテムを彩るこの2色は、いわば“Coleman(コールマン)”らしさを物語るトレードカラーといっても過言ではないでしょう。アウトドアの雰囲気にもしっくりと馴染むアースカラーは、人々の心を癒し、心地良さを感じさせてくれるお色でもあります。
“Coleman(コールマン)”が商品開発の上で重要視している点は、優れた性能、材質、アフターケア等はもちろんのこと、長年使用しても飽きのこない普遍的な美しさにあると言えます。通常、アウトドア業界においては「まずは機能・性能が優先、デザインは最後に」という商品開発が主流であると言われています。しかしながら、Coleman(コールマン)では「商品のコンセプトからデザインを決めて、その後に素材や機能を選定していく」というスタイルで開発されたアイテムも数多く存在します。アウトドアユースのアイテムにおいてまず欠かせないのは、機能性や耐久性といった実用面での要素ですが、近年の工業技術の進展により、アウトドア用品の質というのは全体的に向上してきています。そんな中でも、多くのファンに「やはりColeman(コールマン)がいい」と支持される所以は、このブランドのデザインの特徴である「流行に左右されない、安定感のある美しさ」にあると言えるのではないでしょうか?
Coleman(コールマン)ブランドのデザイン活動のひとつとして、『シーズンランタン』のリリースがあります。これはコールマンジャパンが独自に企画しているもので、毎回新しいコンセプトデザインを発表するというもの。毎年12月に数量限定で販売される『シーズンランタン』は、コレクションアイテムとして日本のColeman(コールマン)ファンの間では大変な注目を集めています。アメリカ本国の担当者も「日本でしか発売しないのはもったいない」と、この『シーズンランタン』の試みを毎年高く評価しています。Coleman(コールマン)のデザインへのこだわりが垣間見られる、ユニークな企画です。
Coleman(コールマン)が目指すのは、機能性とデザイン性との心地良い融合。アウトドアの厳しい環境下において、しばしばそれは難しい問題でもあります。しかしながら、様々な課題を一つひとつクリアしていきながら形にしていくからこそ、Coleman(コールマン)のアイテムには普遍的な美しさがあるのだと感じます。
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